膝が伸びない・固まる「拘縮」を防ぐために。在宅ケアのコツ
「最近、膝が曲がったまま固まってきた気がする…」 「膝を伸ばそうとすると痛がるので、着替えが大変…」 寝たきりの生活が長くなると、多くの方が直面するのが「関節の拘縮(こうしゅく)」です。
特に膝の拘縮は、放っておくとおむつ替えなどの介助が困難になるだけでなく、ご本人の痛みやストレスにもつながります 。今回は、膝の拘縮の原因と、訪問マッサージでの解決策をご紹介します。
なぜ膝は固まってしまうのか?
人間は使わない筋肉や関節が驚くほど早く固まってしまう性質があります(廃用症候群)。
- 長時間同じ姿勢: 寝たきりの状態で膝を曲げたままにしていると、筋肉がその形で固まってしまいます 。
- 痛みによる緊張: 動かすと痛いという不安から、無意識に体に力が入り、さらに筋肉が硬直します 。
- 血行不良: 動かさないことで血流が滞り、筋肉の柔軟性が失われます 。
訪問マッサージによる「膝の拘縮」ケア
国家資格を持つプロが、無理なく膝の柔軟性を取り戻すお手伝いをします。
- 優しく筋肉をゆるめる: 膝周りのこわばった筋肉をマッサージでほぐし、血行を改善します 。
- 関節可動域訓練: 無理に伸ばすのではなく、その日の体調に合わせて「痛くない範囲」でゆっくりと関節を動かし、可動域を維持・拡大させます 。
- 介護のしやすさ向上: 膝がスムーズに動くようになると、着替えやオムツ替えの際の足の持ち上げが格段に楽になります 。
目次
膝のケアに効果的な「魔法のツボとマッサージ」
施術の際にも活用する、膝周りの血流を良くし、痛みを和らげるツボをご紹介します。

- 血海(けっかい)
- 場所: 膝のお皿の内側、上角から指3本分ほど上がったところにあります。
- 効果: 血行を促進し、筋肉の緊張をほぐす効果が期待できます。

- 膝眼(しつがん)
- 場所: 膝のお皿のすぐ下、両サイドにあるくぼみ(内膝眼・外膝眼)です。
- 効果: 膝の痛みや腫れを和らげ、関節の動きをスムーズにするのに役立ちます。

足三里(あしさんり): 膝のお皿の外側、指4本分下。足の疲れをスッキリさせ、歩く力をサポートします
膝のセルフマッサージ
1. 太ももの前側(大腿四頭筋)をほぐす
膝を支える大きな筋肉をほぐすことで、膝関節への負担を減らします。
- 方法: 両手のひらを使って、太ももの付け根から膝のお皿に向かって、優しくさすり下ろします。
- ポイント: 筋肉が固まっている部分は、指の腹で小さく円を描くように揉みほぐすと効果的です 。
2. 膝のお皿(膝蓋骨)を動かす
お皿の周りが固まると、膝の曲げ伸ばしがスムーズにいかなくなります。
- 方法: 膝を軽く伸ばした状態で、親指と人差し指でお皿の上下左右を挟み、優しく上下・左右に数ミリずつ揺らすように動かします。
- ポイント: 痛みが出ない範囲で、リラックスして行いましょう 。
4. ご家族だけで抱え込まないでください
拘縮のケアは、無理に行うと逆にご本人を傷つけてしまう恐れがあります 。 「最近、足が硬くなってきたな」と感じたら、それは専門家によるケアを始めるサインです。
訪問マッサージでは、ご本人の痛みを和らげるだけでなく、ご家族への「正しい足の動かし方」のアドバイスも行っています 。
まずは無料体験で、マッサージがお体に合うかどうかお試しください。



